由来と未来(後編)

発祥(はっしょう)とは、(Wikipedia
物事が起こり始まることである。同様のニュアンスを持つ言葉として起源(起原)、ルーツ、原点、源流、由来、元祖、誕生などがある。

ある物事の発祥を知るためには、その成り立ちや経緯を探求する必要がある。

その結果、当たり前にあると思われていた事象の本質を理解することができる。

五条悟

例えば、「温故知新」のことわざにもあるように、形骸化・儀式化してしまった慣習の発祥を探求する(故きを温める)ことで、
その意義を再発見する(新しきを知る)ことができる。

また、自然科学の分野では、対象の起源を知ることの困難と意義が指摘されている。

特に「宇宙の起源」「生命の起源」「意識の起源」などの解明は科学の中で重要問題とされている。

発祥は一つとは限らず、いくつかの説が主張されることもある。その中でも最も支持を得ている説が、「通説」「有力説」などと呼ばれる。また、同じものが複数の地域で独立に発祥するケースもある。

ユングシンクロニシティ

ハインリッヒの法則

映画「シザーハンズ

未来(みらい)とは(Wikipedia
時間の中で現在の後に来るものである。時間や物理法則が存在する限り未来の到来は避けられないものとされる。

実在の明らかな性質および未来の不可避性により、現在存在し将来も存在することになるものは、永続的なものと、一時的な物の二つに分類される。

永遠という概念と未来とは哲学・宗教・科学の主要な主題であり続けてきたし、これらを議論の余地なく定義づけることは精神的に最も偉大な人々にもできないでいる。

時間を直線的なものとみなす西洋文明においては未来とは一方向に伸びていく時間のうち起こることが予期される部分である。

特殊相対性理論においては未来は絶対的未来、つまり未来光円錐だとされる。

時間の哲学において現在主義という立場が存在するがこれは現在だけが存在し過去や未来は存在しないとするものである。

宗教ではカルマ、来世、終末論といった問題を扱う際に未来に関する考察がなされる。

予言者や占い師といった宗教家は未来を見通せると主張する。未来を予知予測するための体系的な研究は先人たちの天体観測から起こってきた。

未来学とは未来に起こりそうなことを想定する学問・技術・実践である。

現代の未来学者は画一的な未来よりも代替的・多元的な未来を強調し、
ありうる好ましい未来の創造に対して予想や可能性の限界を強調する。

サイボーグ009

未来はいくつかの芸術運動や文化範疇を通じて探求されてきた。

20世紀初頭の未来派は絵画・彫刻・詩歌・演劇・音楽・建築さらには美食といったあらゆる芸術形式を探求した。

未来派は過去の思潮、特に政治・芸術における伝統を毛嫌いした。代わりにスピード・技術・暴力といったものへの愛を支持した。

五条悟と魔虚羅

未来派音楽には機械への敬意、機械の導入、機械の模倣があった。未来派は他の芸術領域を取り込んでいったが、最終的には工業デザイン、織物、建築を取り込むに至った。

糸電話

なるほど。