新旧自由主義の経済エリートが、金融工学をめざすのは何故か

タッチの新田明男(須見工業高校)

あだち充は他にも野球漫画を幾つか描いているのだが、新田のユニホームに「SUMI」とブランディングしたのは、ちばあきおへのリスペクトだったのかもしれない。

これね▲

サンデー毎日より先に休刊になった週刊朝日の保存版の表紙の上杉達也明星学園

金融用語に「見切り千両損切り万両」という概念があるけど、外資系の株式会社が事業を興して大きく育ち、時価総額が高くなるとすぐに売っちゃう。という感覚は僕にはよくわからない。儲かるならどんな事業でもよかったという事なのだろうか。

新田さん位のベテラン経済マンになると「循環型経済というのは山を拓いて棚田を作って綺麗な水を求めて丹頂鶴が集まり保養地としてフランク・ロイド・ライト設計の平屋の民宿ができて観光名所になって...etc」と循環していくのだが、話している本人すらじれったくなってくるのがわかる。決算でもあるのだろうか。そんなものデフォルトしちゃえばいいのに。

伴宙太

少年マガジンで1966年から1971年まで連載された「巨人の星」で、星飛雄馬を養成ギプスで左利きに改造した星一徹の弁によると「プロ野球に左投手が少ない希少価値を優先した」という事だが、時代背景からすると全共闘運動など日本で最もマルクス主義が盛んだった頃で、大学教授にしても「マル経」は必須の身だしなみだった。

麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」1973年

景気停滞とオイルショック、インフレと狂乱物価の時代の流行歌。

左翼という言葉をきかなくなって久しいが今は「リベラル」「リバタリアニズム」と言うのでしょう。

新自由主義がリベラルなのかどうかは紛らわしくてわからないが、おそらくは経済エリートの金科玉条で「経世済民流動性と循環、新陳代謝を促す最強の装置・道具が貨幣」という「パワー主義」を信じて疑っていないからなのかもしれない。

「なんだかんだ言っても金とピストルなんだよ。映画タイタニックでもそう言ってるし」

▶ ちょっと時間と手間をかけようかな。